「今年こそ総合内科専門医を取りたい…でも、どこから手をつければいいかわからない」
そう悩んでいませんか? 地方病院に勤務していて周囲に受験者がいない、医局に属していない、子育て真っ最中で勉強時間がない、そういう先生方ほど、情報格差で損をしているケースが多いです。
私自身、地方の急性期病院で呼吸器内科医として勤務しながら、子育てと家事の合間に独学で合格を勝ち取った経験があります。当時、「もっと早くこの情報を知っていれば!」と思ったことを、この記事に全部詰め込みました。
⚠️ この記事について:試験概要・出願期間などは2026年4月現在の情報に基づいています。最新情報は必ず日本内科学会公式サイトでご確認ください。
📋 この記事はこんな先生に向けて書いています
- 2026年度 第54回総合内科専門医試験を受験予定の先生
- 忙しい勤務医で、コスパよく最短合格したい先生
- 子育て中・育休明けで勉強時間が限られている先生
- 地方病院勤務で周囲に受験者が少なく情報が乏しい先生
1. 2026年度 第54回 試験概要

まず、2026年度(第54回)総合内科専門医資格認定試験の最新情報を整理します。日本内科学会公式情報に基づく概要は下記のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | 2026年度 第54回 総合内科専門医 資格認定試験 |
| 試験日 | 2026年11月1日(日) 9:00〜16:10(予定) |
| 試験会場 | 東京(五反田)、神戸の2地域(予定) |
| 出願期間 | 2026年5月8日(金)〜2026年7月8日(水)23:59まで(期限厳守) |
| 受験料 | 3万円(税込) |
| 試験形式 | マークシート方式 全3時限(各120分) |
| 新刊過去問集 | 過去問題集 第3集(2026年3月5日 販売開始)NEW |
試験の難易度について
総合内科専門医試験の合格率は例年50〜80%程度で推移しており、内科専門医試験(合格率約85〜93%)よりも明らかに難易度が高い試験です。「勉強なしで受かる」という甘い考えは禁物です。一方で、正しい方法で準備すれば着実に合格できる試験でもあります。
2. 2026年はなぜ「今年が狙い目」なのか

実は2026年度の受験には、キャリア上の重要な理由があります。
🎯 2026年に取得すべき理由
- 過去問集 第3集が新発売(2026年3月):新しい過去問が追加され、傾向把握がこれまで以上にしやすくなった
- 措置的受験の最終機会:第48・49回から措置的受験機会を持ち越している先生は、2026年度が最後の機会になる可能性がある
3. 合格には「割り切り」マインドが必要
この試験は専門以外の分野も幅広く問われる、しかも日常臨床とはかけ離れた細かい知識が出題される試験です。
最初にこれを受け入れることが合格への第一歩です。
勉強していくと、ついつい細かく勉強したくなり、完璧を目指したい気持ちになってきますが、ぐっと我慢することがコツです!
- ✅ 最終目標は「合格すること」。試験対策の知識は試験のためと割り切る
- ✅ 時間がないからこそ、「やること」より「やらないこと」を決める
- ✅ 専門外の分野を「医師国家試験で一度学んだ知識の再確認」と捉える
- ✅ 完璧主義を捨て、まず1周を早く回すことを最優先にする
- ✅ 体調と家庭を犠牲にしない。それがかえって遠回りになる
💡 ポイント:効率よく「合格点を確実に取る」戦略が重要です!
4. 私が実践した効率的勉強法ステップ別公開
基本戦略:クイックチェック中心主義
数ある教材の中で、私が最も重視したのがイヤーノート付属の「クイックチェック」です。
これは試験で問われた項目が可視化されており、短時間で内科全分野をカバーできる唯一の教材と言っても過言ではありません。
-
最新イヤーノートを入手し、まずクイックチェックを通覧する
「A.消化管」から順番に、知らない項目はイヤーノート本文でさらっと補完。1周目は「覚える」ではなく「把握する」ことを目標に。専門外から先に始めること(呼吸器専門なら消化器・循環器・神経から)。 -
2周目:覚えることを意識しながら読む
1周目で全体像を掴んでいるので、格段に定着しやすい。「あ、これ前も出てきた」という感覚を大切に。 -
3周目:記憶の定着確認+過去問を平行して解き始める
3周目から「解ける問題が増えてきた」という実感が出始める。試験1ヶ月前の目安はクイックチェック3周完了。特に2026年3月に過去問集(第3集)が発売されたので必ず解いて課題を洗い出す。 -
試験2週間前:専門分野のクイックチェックを最終確認
専門分野は日常診療で知識が維持されているため、短時間で抜けをチェックするだけで十分。 -
セルフトレーニング問題を3年分解く(最新ガイドライン対策)
各分野のトピックスを把握する目的で活用。出題者側は「最新ガイドライン反映の問題」を作りやすいため、ここは必ず押さえる。 -
JMECC領域の復習(内科救急診療指針2022・ICLSガイドブック)
JMECC受講時に通読済みのはず。試験前に重要事項を再確認するだけで確実な得点源になる。
⚠️ やらなくて良いことリスト:
・複数のネット対策講座の受講
・古い過去問集(第1集・第2集)
5. 必須書籍・教材まとめ(2026年度版)
必要最低限に絞ります。まず下記を完成させてください。
付属のクイックチェックが試験対策の核。必ず最新版を用意すること。古いバージョンは最新ガイドラインが反映されていないため不可。
2026年3月5日に販売開始された最新刊。本番の出題形式の確認と、自分の苦手分野の把握に必須。第1集・第2集より新しい試験問題が収録されており、2026年度受験者は第3集を優先すること。
最新ガイドラインのトピックスを把握するのに最適。各分野のUpToDate的な知識を効率よく確認できる。出願要件にも関わるため必ず確認を。
JMECCの出題分野は毎年確実に問われる。JMECC受講時に通読済みのはずなので、試験前の再確認で得点源に。
上記④と合わせてJMECC対策の両輪。試験前に重要ポイントを確認。
余裕がある先生向けの追加教材
上記5点を完成させた上で、まだ時間がある場合のみ検討してください。
- CareNeTV 総合内科専門医試験 バーチャル模試2026:本番形式に慣れたい場合に有用。全100問で本番同様の問題に触れられる。
- THE内科専門医問題集 Ver.2(医学書院):臨床問題対策を強化したい場合に。ただし消化不良になるリスクに注意。
- CareNeTV 長門流 出るズバッ!LIVE(総合内科専門医版):出題予測精度が高いと評判。スキマ時間の音声学習に。
6. いつから始める?逆算スケジュール

試験は2026年11月1日です。
逆算すると、ゴールデンウィーク(GW)前後のスタートが余裕をもって試験対策ができるラインだと思います。
7. 子育て勤務医の日常勉強術

子育て、家庭生活と両立しながら専門医試験の勉強時間を捻出するのは、本当に大変で、私自身も本当に苦労しました。
「勉強する時間がない」のは全員一緒なので、どこかで捻出していくしかありません。
大事なのは隙間時間の積み重ねと日常業務と勉強の融合です。
- 30分〜1時間早起きして勉強する:子どもが起き出す前の静かな時間が最も集中できる
- 担当患者の疾患をイヤーノートで確認する習慣をつける:日常臨床が試験対策になる最も効率的な方法
- 昼食を素早く済ませ、昼休みに15〜20分確保する:小さな積み重ねが大きな差を生む
- 研修医への指導に試験知識を活かす:「この疾患は総合内科専門医試験で頻出だよ」という視点で指導すると一石二鳥
- 帰宅前に10〜15分だけ職場で勉強して帰る:帰宅してからの意志力に頼らない
- 子どもの寝かしつけ後にもうひと頑張り:ただし無理は禁物。22時以降の無理な勉強は翌日のパフォーマンスを落とす
💡 最重要:体調を崩さないこと。
試験勉強より日常業務・家庭・体調を優先してくださいね!
体調を崩すと結局ロスが大きくなります。
8. 試験前日・当日の過ごし方
前日
- 移動中(バス・電車)はクイックチェックを繰り返し確認
- 値段が高くてもホテルは試験会場に近い場所を早めに予約することをおすすめします!
- チェックイン後は夕食を済ませ、すぐ勉強再開。試験直前は集中力が高まっている
- 就寝前はクイックチェックの最終確認。夜はしっかり睡眠を取る
当日
- 朝食後もすぐ勉強。移動中・会場でも直前まで確認
- お昼ご飯・おやつ・飲み物は試験会場に向かう前に準備(会場近くのコンビニは売り切れることがある)
- わからない問題はすぐ飛ばす(試験時間の余裕は多くない)
- 休憩時間にイヤーノートで分からなかった箇所を確認
- 体力的にかなり消耗するため、エネルギー補給を忘れずに
⚠️ 試験後の感想について:「落ちたかも…」という体感は多くの先生方が経験していると思います。
難しく感じるのは皆同じです。最後まで諦めず、1問でも多く正解を積み上げることに集中しましょう。
9. まとめ
✅ 2026年度 総合内科専門医試験 合格のための要点
- 試験日は2026年11月1日(日)。出願期限は7月8日(水)
- 過去問集 第3集(2026年3月発売)は2026年度受験者必携の新刊
- 勉強の核は最新イヤーノート付属「クイックチェック」3周!
- 専門外の領域から先に取り組み、専門分野は試験2週間前に確認
- セルフトレーニング問題(最新3年分)とJMECC領域は確実な得点源
- GW前後にスタートすれば十分間に合う
- 体調・家庭を優先しながら、隙間時間を積み重ねることが合格への道
この記事を書いた私自身、「もっと早くに正しい情報があれば」と何度も感じました。
私のように同じつらい思いをする先生が一人でも減れば幸いです。
総合内科専門医は難関ですが、正しい方法で準備すれば必ず取れます。
地方で、子育てもしながら、それでも合格できた先輩経験者として、同じような境遇の先生方を応援しています。
一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。記事が先生方のお役にたてれば嬉しいです📣
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- イヤーノート 最新版(2026年版)
- 日本内科学会 過去問題集 第3集
- 内科救急診療指針2022
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※本記事の試験情報は2026年4月現在のものです。受験に際しては必ず日本内科学会公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の一部にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。


