【内科専門医試験対策】イヤーノートのクイックチェックは買う価値がある?合格者の活用法

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本記事はプロモーションを含みます。記事内にはAmazonアソシエイトのリンクがあり、リンク経由で商品が購入された場合、筆者に紹介料が入ることがあります。読者の方の購入価格が上がることはありません。紹介内容は、筆者自身の受験経験と公式情報の確認に基づいています。

「内科専門医試験の勉強は、何から始めればよいのだろう」

「イヤーノートは持っているけれど、試験対策ではどう使えばいい?」

「Quick Checkを使うために、イヤーノートを買う価値はある?」

内科専門医試験・総合内科専門医試験では、専門外を含む幅広い知識が問われます。日常診療だけでも忙しいなか、膨大な試験範囲を前にすると、勉強を始める前から気が遠くなる先生も少なくないと思います。

私自身、急性期総合病院で勤務し、2人の子どもを育てながら、限られた時間で内科専門医試験・総合内科専門医試験の対策を行い、合格しました。

そのとき学習の軸にしたのが、『イヤーノート 内科・外科』と付録の「内科系専門医試験 Quick Check」です。

内科専門医試験の勉強法に悩む勤務医

目次 閉じる

  1. 先に結論:Quick Checkは「暗記帳」ではなく「試験範囲の地図」
  2. この記事を書いた人
  3. 私が実際に使った試験対策教材
  4. 内科系専門医試験 Quick Checkとは?
  5. 教材ごとの使い方
  6. イヤーノートはどんな先生におすすめ?
  7. 【実体験】Quick Checkを軸にした5ステップ勉強法
  8. Quick Checkを使うときの4つの注意点
  9. よくある質問
  10. まとめ
  11. あわせて読みたい
  12. 参考情報

先に結論:Quick Checkは「暗記帳」ではなく「試験範囲の地図」

Quick Checkは、専門外を含む試験範囲を短時間で見渡し、「何を確認すべきか」を整理するのに向いています。

ただし、Quick Checkだけを暗記すれば十分という教材ではありません。私は、次の4段階を繰り返しました。

  1. Quick Checkで、覚えていない項目を確認する
  2. イヤーノートで、病態や周辺知識を補う
  3. 日本内科学会の過去問題集で、出題形式と弱点を確認する
  4. JMECC・ICLSの書籍で、救急・蘇生分野を体系的に整理し得点源にする

この記事では、私が実際に使った教材を明らかにしたうえで、Quick Checkの具体的な回し方、イヤーノートとの往復方法、現在購入するなら確認しておきたいポイントまで解説します。

この記事でわかること

  • 私が実際に使った5つの教材と、それぞれの役割
  • Quick Checkとイヤーノートを往復する具体的な方法
  • 過去問題集へ進むタイミング

この記事を書いた人

総合内科専門医・呼吸器専門医・がん治療認定医。2児を育てる勤務医です。

3次救急を担う急性期総合病院で勤務しながら、仕事と育児の合間に試験勉強を続け、総合内科専門医試験に合格しました。

まとまった勉強時間を確保するのが難しかったため、この記事では「時間に余裕がある人の理想的な勉強法」ではなく、忙しい勤務医が限られた時間で実行しやすい方法を重視しています。

私が実際に使った試験対策教材

最初に、私が実際に使用した教材と、その役割を整理します。

問題集として使ったのは、日本内科学会の過去問題集第2集だけです。問題集を何冊も買い足したわけではありません。

そのほかに、知識整理のためにイヤーノートとQuick Checkを使用しました。
救急・蘇生分野は、『内科救急診療指針2022』と『改訂第5版 日本救急医学会ICLSコースガイドブック』で補強しました。

内科専門医試験で実際に使った5つの教材
教材私の使い方位置づけ
イヤーノート 内科・外科専門外の疾患や曖昧な知識を確認知識を補う辞書
内科系専門医試験 Quick Check試験範囲を一問一答で反復全範囲のチェックリスト
日本内科学会 過去問題集 出題形式の確認と弱点発見実際に使った唯一の問題集
内科救急診療指針2022内科救急・JMECC関連を確認内科救急を整理する基準書
改訂第5版 日本救急医学会ICLSコースガイドブック心肺蘇生・ICLSの手順を確認蘇生分野を整理する基準書

私の教材選びの結論

Quick Checkとイヤーノートを繰り返し往復し、日本内科学会の過去問題集でアウトプットする方法が、私には最も効率的でした。

これらをこなすだけでも、仕事と家庭を両立しながらでは相当な学習量と学習時間を要します。
私は教材をむやみに増やさず、まずは上記に絞って理解の曖昧な項目を減らしました。

内科系専門医試験 Quick Checkとは?

「内科系専門医試験 Quick Check」は、過去の内科専門医試験・総合内科専門医試験の情報をもとに構成された、一問一答形式の学習コンテンツです。

出版社の公式サイトでは、イヤーノート本体で知識をインプットし、Quick Checkでアウトプットする使い方が案内されています。

Quick Checkのよさは、膨大な内科知識のなかから、試験対策として確認したい項目を短時間で見渡せることです。

2026年7月時点の注意点

現行の『イヤーノート2027 内科・外科編』では、Quick CheckとATLASは付録コンテンツとして案内されています。Quick Checkの利用期限は2027年7月末日です。

製品仕様や利用期限は変更される可能性があります。最新情報は、イヤーノート公式サイトでご確認ください。

教材ごとの使い方

教材1.イヤーノートは「通読する本」ではなく「戻る本」

イヤーノートは、最初から最後まで読み切るための本ではなく、私にとっては専門外の疾患を確認する辞書でした。

Quick Checkで「聞いたことはあるが、病態や治療を説明できない」と感じた項目だけ、イヤーノートへ戻ります。
その際、主に確認したのは次の内容です。

  • 疾患の定義・病態
  • 診断の要点
  • 鑑別で重要な所見
  • 標準的な治療
  • 試験で混同しやすい周辺知識
  • 実際に専門医試験に出題された内容(👈️特に参考になった!)

イヤーノートを漫然と読むのではなく、「Quick Checkで生じた疑問への答えを探す・理解を補う」と目的を決めることで、記憶に残りやすくなるよう工夫しました。
特に実際に出題された内容を確認する姿勢が重要で、どこまで覚えればいいのかを効率的に把握することができます。

教材2.Quick Checkは「試験範囲の地図」として使う

Quick Checkは、試験範囲の地図として使いました。

特に役立ったのは、専門外の科目です。
自分の専門領域は日常診療で繰り返し触れますが、専門外の知識は抜けており、どこまで勉強すべきかも迷います。

実際に過去に出題された内容も一問一答形式で確認できるので、効率的に全範囲を網羅することができます。

教材3.問題集は日本内科学会の過去問題集1冊に絞った

私が問題集として使用したのは、『認定内科医試験・総合内科専門医試験 過去問題集 第2集』だけです。

問題集を何冊も並行するのではなく、Quick Checkとイヤーノートで知識を確認した後、第2集で出題形式と弱点を確認しました。

勉強を始めた直後に問題演習をしても、専門外の科目ではほとんど解けず、解説を読む時間ばかりが長くなりがちです。
分からない問題ばかりで、やる気を失うだけになります。

そこで私は、まずQuick Checkを2周して、「見覚えがある」項目を増やし、出題範囲の輪郭が見えてから、3周目と並行して過去問題集へ進みました。

過去問題集は覚えた知識を問題文のなかで使えるか確認する道具として活用しました。

私の受験時には第2集が最新でしたが、2026年3月5日に『内科専門医試験・総合内科専門医試験 過去問題集 第3集』が発売されており、近年の出題傾向が把握できるため、試験対策がしやすくなっていると思います。

日本内科学会によると、第3集には内科専門医試験188題、総合内科専門医試験132題の計320題が収載されています。

教材4.『内科救急診療指針2022』でJMECC関連を整理する

『内科救急診療指針2022』は問題集ではありませんが、内科救急・JMECC関連を体系的に確認するための書籍です。JMECC公式サイトでも、ICLSコースガイドブックとともに必須テキストとして案内されています。

救急初期対応の総論に加え、意識障害、呼吸困難、胸背部痛、ショックなどの症候別アプローチや、内科救急で重要な疾患が体系的にまとめられています。

普段から救急診療に携わっていても、学会が整理した標準的な手順や用語を、試験で正確に答えられるとは限りません。一方で、日常診療で経験してきた内容と重なる部分も多く、知識を整理し直す機会になります。

教材5.ICLSコースガイドブックで心肺蘇生を整理する

『改訂第5版 日本救急医学会ICLSコースガイドブック』も問題集ではありませんが、心肺蘇生・ICLS関連を手順に沿って確認するために有用です。

BLS、気道管理、心停止波形、電気ショック、薬物投与、自己心拍再開後のケアなどが整理されています。

この分野では文章を読むだけでなく、アルゴリズムを見ながら、行動を言葉にできる状態を目標にしました。

イヤーノートはどんな先生におすすめ?

イヤーノートは決して安い本ではありません。だからこそ、「試験対策の定番だから」という理由だけで、全員に勧めるのは適切ではないと思います。

購入を検討しやすい先生

  • イヤーノートを持っておらず、内科全分野を1冊で確認できる資料がほしい
  • 専門外の疾患を調べるたびに、複数の参考書やWebサイトを行き来している
  • Quick Checkを使って、試験範囲を一問一答で効率的に確認したい
  • 試験後も、外来や病棟で専門外の疾患を調べる本として使いたい
  • 古い版しか持っておらず、現行の診断基準・治療情報や付録を重視したい

急いで買い替えなくてもよい先生

  • 比較的新しい版を持っており、内容の更新を別の方法で補える
  • すでにQuick Checkを利用できる環境がある

【実体験】Quick Checkを軸にした5ステップ勉強法

Quick Checkを軸にした勉強法

STEP 1.1周目は、止まりすぎず全範囲を見る

1周目の目的は、暗記ではなく全体像の把握です。

分からない項目のたびに長時間調べていると、いつまでも1周が終わりません。
国家試験から時間がたち、普段診療していない科の内容は忘れていると思います。

最初は「この疾患が問われるのか」「この科はかなり忘れているな」「ガイドラインや診療指針が改訂されている」と気づければ十分です。

理解できない項目には印をつけ、まずは一度最後まで進めます。1周目で完璧を目指さないことが、途中で止まらないためのコツです。

STEP 2.説明できない項目だけイヤーノートへ戻る

Quick Checkの正誤だけを確認しても、疾患の全体像がつかめない項目は、イヤーノートへ戻って確認します。

ポイントは、1項目に時間をかけすぎず、どんどん確認を進めることです。

Quick Checkで思い出す

説明できない項目をイヤーノートで確認する

Quick Checkへ戻り、次へ進む

STEP 3.2周目は「曖昧な項目」を減らす

2周目からは、すべてを同じ濃さで勉強しません。項目を次の3段階で判断します。

判定状態次にすること
すぐ答えられ、理由も説明できるいったん後回し
答えは分かるが、理由が曖昧イヤーノートで短く確認
×答えられない・知識が混乱している優先して覚える

周回を重ねる目的は「何周したか」を増やすことではなく、△と×を減らすことです。

STEP 4.3周目と並行して過去問題集へ進む

私はQuick Checkを2周して知識がつながり始めたら、3周目と並行して日本内科学会の過去問題集へ進みました。

この時点では、即答できる問題が増える一方で、あやふやな項目も残っていると思います。
この頃には、知っている知識も増えてきているので、気持ちよく問題を解いていくことができるようになっています。
過去問題集で回答できない項目は、Quick Checkとイヤーノートへ戻して補強します。

3周目はただ読み直すのではなく、「問題で使える知識にする」ことを意識して定着を図る時期です。

STEP 5.救急・蘇生分野は学会書籍で確認する

Quick Checkと過去問題集を進めた後は、救急・心肺蘇生分野を『内科救急診療指針2022』と『改訂第5版 日本救急医学会ICLSコースガイドブック』で整理します。

断片的な知識を増やすより、症候別アプローチやアルゴリズムの流れに沿って確認するほうが、実際の診療と結びつけやすくなります。

Quick Checkを使うときの4つの注意点

1.画像対策として付録のATLASも確認する

Quick Checkは重要事項の知識の確認に有用ですが、写真や画像の対策ができません。

症例問題では画像所見が手がかりになることもあるため、付録のATLASで典型的な身体所見、放射線画像、病理組織像などを確認しておくと、知識を視覚情報と結びつけられます。

2.イヤーノートを最初から通読しようとしない

イヤーノートは情報量が多く、最初から順番に読もうとすると、試験勉強がなかなか進みません。

「Quick Checkで迷った」「過去問題集で間違えた」「専門外で整理できていない」というきっかけがある項目から調べるほうが、読む目的が明確になります。

3.問題集を増やしすぎない

問題集を何冊も購入しても、限られた試験勉強時間では消化不良になる可能性があります。

私は日本内科学会の過去問題集第2集だけを使用しました。
現在なら、イヤーノートとQuick Checkを軸に、第3集で問題演習を行い、間違えた知識をイヤーノートへ戻して補う方法が再現しやすいと思います。

まず手元の教材を一通り確認し終えて、それでも演習量が不足していると感じた段階で、追加教材を検討すれば十分です。

4.正解できたかより「説明できるか」を確認する

選択肢を見て正解できても、病態や他の選択肢が誤りである理由を説明できなければ、知識が定着していないことがあります。

Quick Checkでは、答えを覚えるだけでなく、「なぜそうなるのか」を短く説明できるか確認しました。
説明できない項目だけイヤーノートへ戻すと、復習範囲を絞りやすくなります。

よくある質問

Q1.イヤーノートは最新版を買うべきですか?

初めて購入するなら、最新版を選ぶのが基本です。
ガイドライン改訂、新薬、近年のトピックスが反映されているためです。

一方、比較的新しい版をすでに持っている先生は、必ずしも毎年買い替える必要はありません。
手元の版の発行年、変更された診断基準・治療、Quick Checkの利用期限を確認し、必要性を判断してください。

Q2.Quick Checkを何周すればよいですか?

一律の正解はありません。私は2周した後、3周目と並行して過去問題集を本格化しましたが、大切なのは周回数そのものではなく、説明できない項目が減っているかです。

1周目は全体像、2周目は曖昧な知識の整理、3周目以降は過去問題集で見つかった弱点の補強、と目的を変えると学習が単調になりにくくなります。
私は試験直前まで、1つでも覚えるように取り組んでいました。

Q3.JMECC・ICLSの書籍は本当に必要ですか?

問題集ではありませんが、私は救急・蘇生分野を学会の標準的な手順に沿って整理するために必要な教材だと考えています。

特に、救急初期対応、心停止波形、薬剤投与、可逆的原因、アルゴリズムなどは、断片的に覚えるのではなく、一度まとまった形で確認しておくことをおすすめします。

Q4.Quick Checkだけで合格できますか?

Quick Checkだけで十分とは言い切れません。
収載されている知識量は十分に多い一方、問題形式への対応、画像対策、救急・蘇生分野は、過去問題集・ATLAS・JMECC/ICLS関連書籍で補う必要があります。
忙しい先生は、まず本記事で紹介した教材を確実に回すことを優先するとよいでしょう。

まとめ

内科専門医試験・総合内科専門医試験は範囲が広く、忙しい勤務医ほど「何から手をつけるべきか」で迷うと思います。

私が感じたQuick Checkの最大のメリットは、試験対策で確認すべき範囲を見える形にしてくれたことでした。

  • Quick Check:全範囲を一問一答で確認する
  • イヤーノート:曖昧な知識だけ戻って理解する
  • 日本内科学会 過去問題集:問題形式で弱点を確認する。現在は第3集
  • 内科救急診療指針2022:内科救急・JMECC関連を整理する
  • 改訂第5版 ICLSコースガイドブック:心肺蘇生・ICLS関連を整理する

Quick Checkで見つけた弱点をイヤーノートへ戻し、過去問題集で確認する。この往復を続けるほうが、限られた勉強時間を有効に使えました。

この記事が、忙しいなか試験に向き合う先生の教材選びと、勉強を始めるきっかけになれば幸いです。

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