【はじめに】
風邪になると、体調が崩れてつらい経験をしますよね。風邪が長引くと、療養生活もつらくなります。
そして風邪になることで様々なデメリットが生じてきます。
- 急に仕事を休んで、関係者や職場の同僚に迷惑をかけてしまう
- 大事な家族のイベント、仕事の打ち合わせをキャンセルする
- 進路や人生に関わるような試験、受験、面接を受けることができない、力を発揮できない
などの多くのデメリットがあります。
できれば、大切な時期には風邪を引くことなく、しっかり準備をしていきたいですよね!
私は医師として、日頃から患者さんには、体調を崩さないように説明をしています。しかしながら、私は定期的に風邪にかかり、体調を崩して後悔しています・・・。
毎回風邪をひき、布団で寝込むたびに、
「もうこんなつらい思いはしたくない!」
「健康に過ごせることが一番いい!」
「体調が良くなったら再度風邪にならない生活習慣にしていきたい!」と切に感じています。
この記事では、
毎年、寒い季節になると風邪を引いてしまうので、なんとかしたい!
風邪を引いて後悔をしたくない
今後、大切な試験、受験、面接などのスケジュールがあり絶対に風邪を引きたくない!
もう風邪になり大変な思いをしたくない(健康な生活を送りたい!)
風邪を引かないようにするには、どのようなことを気を付ければいい?
このように悩む方や、風邪を予防していきたい方に向けて、日常でできる風邪にかからないようにするための生活習慣について記事にします。
この記事を読むと、風邪にかからずに生活ができるようになり、万全の体制で重要なイベントに臨むことができる確率が高くなったり、健康な生活を送ることができるようになります!
私は呼吸器内科医として、風邪を悪化させて肺炎になった患者、新型コロナウイルス肺炎などの肺炎の患者さんを日常的に多く診療をしています。このような診療経験を元に記事にするので、必ず皆さんの健康な生活のお役に立てると思いますので、ぜひ1つでも実践ください!!
風邪をひかないようにするコツ9選!
自身の免疫力を落とさないように対策をしていこう!
1)しっかり睡眠と適宜休養をとろう
2)疲れた時は早めに休もう(睡眠時間を削ってまで頑張りすぎない)
風邪にかからないようにするためには、日頃から身体の調子を整えること、免疫力を落とさないことが何より重要です!そのためには、質の良い睡眠と休息が必要です。
なぜなら、睡眠時間を削ることで、徐々に疲れが蓄積し、身体に不調をきたすようになります。その結果、免疫力が低下してしまうからです。もちろん、大事な試験前や仕事の前には、一生懸命に頑張ることは必要ですが、「疲れがたまってきたな」と感じた時には、早めに休みましょう!
普段から免疫力を落とさないようにしておくことで、風邪をひいてしまっても、早く治ることが期待できます。日頃から休む時には休むように意識することがポイントです。
3)自宅の生活環境にも気を付けよう(室温と湿度の調整)
秋から冬場の空気の温度は低下し湿度も低く乾燥してきます。その結果、鼻、副鼻腔、咽頭の粘膜の防御機能も低下し、細菌やウイルス感染を発症しやすくなります。これを防ぐためには、自宅の温度と湿度にも気を付ける必要があります。目が覚めた時に、喉が乾燥し痛みが出て、風邪になったという経験者も多いと思います。個人でできる対策としては、加湿器の設置、洗濯物を部屋で乾かす、濡れたタオルを置くなどして部屋の湿度を50%程度を目安に保つことがポイントです。
4)日々の食事にも気を配ろう!
規則正しく、バランスよく食事を摂取しましょう!偏食は良くないです!
免疫力を落とさないようにするためには、ビタミンCなどのビタミン、蛋白質をバランスよく摂取することが重要です。プロのアスリートは食事にも注意して自己管理をしていますよね。忙しい生活の中でも、食事栄養はしっかりとるようにしましょう!
5)適度な運動も取り入れよう
運動でなくても、少し外を散歩する程度でもいいです。適度に日光を浴びたり、身体を動かすことで免疫力を維持することができます。風邪をひかない身体を目指していきましょう!
6)基本的な感染対策の徹底をしよう
他の人から風邪をもらわないように意識的に対策をしていきましょう!
コロナ禍で散々言われてきた基本的な感染対策ですね
うがい、手洗い、マスク装着、必要がない時に人混みに行かない、密閉空間で集まらないといったことを意識して過ごしましょう。電車やバス内といった移動時、受験や試験勉強前には友人と勉強をする機会もあると思いますが、その際にもマスクはしておきましょう!
7)ワクチンを接種し感染対策をしよう
具体的には、冬場のインフルエンザ流行への対策として、インフルエンザワクチンを接種すること。コロナワクチンも接種できればしておくのが無難です。
8)天気予報をチェックし、気候の変化を予想して寒暖対策をしよう!
気温の変化に合わせて、衣服の調節ができるようにしておきましょう。
9)流行している感染症情報を把握しておこう!
学校、大学、地域(在住する県)で流行している感染症情報も把握しておくといいです。
例えば、2024年11月時点だと、全国的にマイコプラズマ肺炎の流行に加え、依然として新型コロナウイルス感染は多いですし、最近ではインフルエンザウイルスが散発し始めています。特に冬場は学校などからの情報にも注意しておくと、その期間は特に感染対策を強化できるようになります。
まとめ
今回は、「日常でできる風邪にかからないようにするための生活習慣」について記事にしました。
忙しい日常生活の中で、今回列挙した対策をすることは意外と難しいと思います。ですが、1つでも生活に取り入れて、意識しなくても自然に対策をしながら過ごせるように工夫をしてみてくださいね!