はじめに|子育て世代の医師にとって、転職は“家族の一大事”
私は呼吸器内科医として働く傍ら、小学生の子ども2人を育てる父親でもあります。
私は急性期総合病院(3次救急・救命救急センター)から地域の慢性期病院への転職を決意し転職活動をしました。
私の転職活動から経験し感じたことは、「子育て世代の医師がキャリアを変えることは、自分だけの問題ではなく、家族全体に関わる決断だ」ということです。
家族全体に関わるため、先生自身が転職をしたいと思っても、妻、恋人、家族から反対されて行動ができずに悩んでいる先生も結構いらっしゃるでのはないかと思います。
実際に私も、転職を決断する前には、パートナーである妻から転職に納得し了解してもらうために話し合いを重ねました。
ときには意見の食い違いもありましたし、理解を得るのに時間もかかりました。
子育て中の医師にとって「パートナーの理解」は、転職を成功させるためのカギになります!!
- 「いまの病院を変わりたいけど、妻が反対している。理解が得られていない」
- 「パートナーから転職後の生活がどう変わるのか不安がられている」
- 「家庭を犠牲にした転職にならないか心配されている」
本記事では、子育て中の医師が転職を成功させるために欠かせない「パートナーの理解を得る方法」について、実体験を交えてお伝えします。
なぜ転職時にパートナーの理解が必要なのか
子育てと仕事を両立している家庭では、「家族の生活全体」に直結するからです。
転職により下記のような変化が想定されます。
- 収入が変わる
- 勤務地が変わる
- 子育て環境が変わる
- 子どもの将来に影響がでる
- 働き方が変わる
- 育児や家事への関わり方が変わる
子育て世代の医師の転職は、医師としてだけではなく、「家族の未来」を見据えて行動することが必要です。
医師としてのキャリアだけを考えた転職活動は、家族からの理解が得られず、転職に失敗してしまう可能性があります。
転職活動中は、精神的にもつらい時期を多く経験します。
その際に、心の拠り所となるのは、やはりパートナーです!
先生だけではなく家族にとっても満足のいく転職を実現させるためには、パートナーと日頃からコミュニケーションを取ることを強くお勧めします!
私の体験談|転職活動を始める前に、妻から確認されたこと
実際に、私が転職を検討していることを妻に伝えたときに、確認された内容と希望をまとめます。
- 収入の変化:「収入が下がる転職は避けてほしい」
- 育児・家事への影響:「転職後の生活がどう変わるか」「送り迎えや夕食の準備がどうなるのか」
- 次の職場の忙しさ:「当直回数」「待機(オンコール)や夜間呼び出しはあるのか?その頻度は?」
- 通勤・勤務時間:帰宅時間や休日出勤の有無は?
- 家族の時間:家族で遊びに行ける時間は今より増えるのか。子どもの行事の際は休暇を取ることができるか。
- 医師としてのキャリア:どのようなキャリアを歩んでいこうとしているか。開業は考えているのか。
実際に妻に、今の職場を変わろうと思っていることを伝えた際に、多くの質問がありました。
これらは全て、家庭を支えるパートナーとしての不安からくる質問です。
逆に言えば、このようなことを予め明確に伝えられるようにしておけば、パートナーの不安を和らげることができ、理解が得られると思います。
どう伝えれば理解されるのか?
転職活動に理解が得られないときに、どのようにパートナーに伝えていけばいいのか。
私が実際に意識したことを紹介します。
- 転職しようと思った理由を、お互いに余裕があるタイミングで伝える
- 転職による”生活の変化”を具体的に伝える(生活リズム、家事育児、休日の過ごし方など)
- 「転職の目的」と「家族にとってのメリット」をしっかり言葉にする
- 転職先候補の情報(勤務時間、待遇など)を整理して共有する
- 妻の意見、希望も聞き入れる姿勢をもつ
- 妻の不安があれば些細なことでも確認する
- 一度で決めようとせず、時間をかけて対話を重ねる
- 現状の働き方の問題点を伝え、転職によりどのように変化するのかを伝える
これらは私が実際に妻に伝える際に行ったことです。
私の妻は、転職にはかなり慎重派で、職場を変えることに否定的でしたが、これらのことを意識してコミュニケーションを図ることで、少しずつ理解をしてもらえるようになりました。
最終的には「年収が下がらず、子どもたちに負担がかからないのであれば、あなたの決断を支持するよ」という言葉を受けました。
現在、「転職をしようと思っていて、これからパートナーに伝える先生」や、「パートナーからなかなか理解してもらえなくて悩んでいる先生」は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ|まずは「パートナーと共有すること」から始めよう
子育て世代の医師の転職においては、家族、特にパートナーの理解と協力は欠かせません!
「今の病院を変わりたいけれど、妻に言い出せない」
「転職を相談したら反対された」
…そんな悩みを持つ医師の方も少なくないはずです。
でも大丈夫です。
私自身、丁寧に時間をかけて伝えていくことで、最終的には妻の応援を得て転職に踏み切ることができました。
転職活動中は、本当にツラい機会がたくさん訪れます!
そのツラい状況の際に、家族は“唯一の味方”になってくれる存在です。
パートナーから理解を得ることは、成功する転職、後悔しない転職を実現するための第一歩になります!
この記事が、同じように悩む先生方の背中を少しでも押すことができれば嬉しいです。
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