はじめに:子育てと医師の仕事の両立は想像以上に大変
子育てをしながら医師として働くのは、本当に大変です。
子育て世代の勤務医の多くは、専門医研修中や専門医取得後の若手医師が多く、地域の基幹病院、いわゆる急性期総合病院で忙しく勤務しています。
大抵、このような病院では
- 緊急入院対応
- 多くの外来診療
- 救急当直
- 待機診療(オンコール)
- 学会発表や論文作成
- 勉強会や研究会活動
- 自己学習
などがあり、どうしても 不規則勤務や時間外労働が多くなりがちです。
特に子育て中の医師にとって、このような職場環境で働き続けることは簡単ではありません。
- 両親が近くにいて子どもを預けられる
- 配偶者が育児を多く担ってくれる
といった恵まれた環境があれば乗り切れることもありますが、それでも負担は小さくありません。
私自身も、二人目の子どもが生まれてから
「このまま急性期病院で働き続けるのは難しいかもしれない」
「心身ともに持たないな・・・」
と感じるようになりました。
そこで、悩んだ末に転職活動を行うことを決意しました。
しかし実際に転職活動を経験してみると、多くの困難があり苦戦しました。
そのひとつに「条件交渉」があります。
この記事では、
- 子育て中の医師が転職を考える理由
- 医師転職における条件交渉の重要性
- 子育て中の医師が転職活動で後悔しないためのコツ
- 私自身の失敗と成功の体験談
をまとめて解説します。
これから転職を考えている先生にとって、少しでも参考になれば幸いです。
子育て中の医師が転職を考える理由
子育て中の医師が転職を考える理由は様々あると思いますが、よく聞くのは次のようなものです。
- 家族との時間を増やしたい
- 当直やオンコールを減らしたい
- 子どもの行事に参加できる生活を送りたい
- 教育費や住宅ローンなど、将来のお金の不安を減らしたい
実際、私自身も同じ悩みを抱えていました。他にも、
「妻の子育ての負担を少しでも軽くしたい」
「自身の心身の負担を軽くしたい」
と強く感じるようになっていました。
こうした思いは、子育て中の医師であれば多くの方が共感できるのではないでしょうか。
医師転職における条件交渉の重要性
医師は国家資格を持つ専門職であり、一般的には 売り手市場です。
しかし実際には、提示される待遇や条件には大きな差があります。
例えば同じ年齢・キャリアでも
- 近い年次の医師と比較し、年収が200万円以上違う
- 当直回数が違う
- 勤務時間が違う
というケースは珍しくありません。
実際に私自身もこれを経験しました。
専門医を取得した後で転職活動をした際の、とある病院で提示された年収は、驚くことに 後期研修1年目レベルの待遇でした。最終的にはこちらから希望年収を提示して就職しましたが、勤務前からなんとなく嫌な気分になってしまいました。
他にも、「同じ仕事をしているのに給与が大きく違う」こともあり、正直、気持ちの良いものではありませんでした。
この経験から私は強く思いました。
「条件交渉の有無で、医師の年収は大きく変わる」
年収が増え、勤務条件が良い職場では
- 家計に余裕ができる
- 教育費への不安が減る
- 家族旅行などの時間を作りやすくなる
つまり
条件交渉は生活の質を左右するので、重要になってきます。
子育て中の医師が転職活動で後悔しないためのコツ
ここからは、実際に転職活動を経験して感じたコツをご紹介します。
① 事前準備を徹底する
勤務条件を交渉する前に、まず病院の情報を徹底的に調べることが重要です。
例えば
- 病院の経営状況
- 医師募集の理由
- 勤務条件
- 当直回数
- 時間外労働
- 有給休暇の取りやすさ
などです。
特に子育て中の医師の場合は
- 当直免除の可能性
- オンコールの頻度/有無
- 急な早退の可否
- 長期休暇の取得
など 子育てとの両立が可能かをしっかり確認する必要があります。
しかし、これらの情報を個人で調べるには限界があります。
そこで役立つのが 医師転職エージェントです。
エージェントを通すことで、これらの情報を効率よく事前に知ることができます。
② 転職の優先順位を決める
転職を考えるときは、まず 自分の優先順位を整理することが大切です。
例えば
- 年収を上げたい
- 当直やオンコールを減らしたい
- 勤務時間を短くしたい
- 家族との時間を増やしたい
- 新しいことに挑戦したい
すべてを完璧に満たす職場は、なかなか存在しません。
だからこそ自分が最も大切にしたい条件を決めることが重要です!
ここは本当に重要なので、ゆっくり、じっくりと時間を使い、自問自答してまとめてみましょう!!
③ 優先したい希望条件ははっきり伝える
収益は医師次第です。
そして、即戦力となる医師に対しては
- 当直免除
- 勤務日数、時間の調整
- 年収調整
など柔軟に対応してくれるケースもあります。
即戦力の医師の採用は、簡単なことではなく、どの医療機関も働いてくれる医師が欲しいのです。
採用に困っている医療機関、クリニックでは、希望する勤務条件に柔軟に対応してくれることがあります。
実際に、私が転職エージェントを活用していた時には、担当のエージェントが、直接医療機関側に条件交渉が可能か探りを入れてくれており、対応可能な返事を多く頂いた経験があります。
④ 転職エージェントを活用する
医師のスムーズな転職活動のためには、転職エージェントを活用するのが近道だと思います。
転職エージェントを利用する最大のメリットの1つが「条件交渉を代行してもらえること」です。
例えば
- 年収
- 勤務時間
- 福利厚生
- 休暇制度
など、自分では聞きづらいことを代理で確認してくれます。
またエージェントは
- 条件交渉が可能かどうか
- 希望する勤務形態で勤務可能かどうか
- 医師転職の相場
- 過去の交渉実績
- 病院の採用事情
を把握しているため、交渉を有利に進めてくれます。
私の転職体験談
エージェントを使わなかった転職
初めて転職を考えたとき、私はエージェントを使いませんでした。
すべて自分で行いました。
- 求人探し
- 病院への連絡
- 条件確認
- 条件交渉
しかし忙しい勤務の合間に転職活動をするのは、想像以上に大変でした。
提示された給与も相場より低く、交渉も自分で行う必要がありました。
結果として
非常に大きな労力とストレス
を感じました。
エージェントを活用した転職
二度目の転職では、医師転職エージェントを利用しました。
先輩や知人が利用しており心理的な敷居が低かったこと、1回目の転職活動で後悔していたことがエージェントを利用した理由です。
すると状況は大きく変わりました。
- 忙しい中でも効率的に進められる
- 給与など聞きづらいことを代理で確認してくれる
- 病院側との条件調整も任せられる
私は自分の希望条件を伝えるだけでよく、精神的な負担は大きく減りました。
結果として
非常にスムーズに転職活動を進めることができました。
結論:条件交渉は転職エージェントを介するのが最も安心!
私の経験から言えることは一つです。
子育て中の医師の転職は、転職エージェントを介するのが最も安心です。
理由は
- 子育てで忙しく時間がない医師でも、効率的に転職活動ができる
- 言いづらい条件を代理で交渉してくれる
- 失敗する可能性を減らすことができる
- 給与などの待遇アップを期待できる
などのメリットがあるからです。
医師転職ドットコムを利用しました。悩んでいる先生や、転職活動を始めようと考えている先生は、まずは登録だけでも良いと思います。
自力で交渉することも不可能ではありませんが、私の経験上はめちゃくちゃ大変です・・・。
大切な転職で、無理をして不利な条件で働く必要はないと思います。
子育て中の医師にとって、転職はライフプランを守るための大きな決断です。
しっかり準備をすれば、子育てと仕事を両立できる働き方を実現することは十分可能です。
ぜひ後悔のない転職活動をしてください!
この記事が、転職活動を考えている子育て中の若手医師の参考になれば嬉しいです!
