当直明けの医師にお薦めの疲労回復のコツ16選!

【はじめに】

医師(勤務医)の仕事が大変な理由の1つに当直業務があります。

ほとんどの急性期病院では、特に若手~中堅の医師は、当直回数が多くなりますよね。

勤務医は、朝から出勤し、そのまま夜勤の当直業務に入ります。急性期病院では、17時~翌日の朝8時30分頃まで、ずっと救急外来で診療(時間外に受診する患者対応、救急車対応)して、入院中の患者対応もするため、ずっと緊張を強いられ、心身ともに疲弊します。私たち勤務医は、朝から出勤し、ろくに休み時間もなく働き続けています。夜勤の当直だけでも、15時間以上の長時間勤務ですから、本当につらいんですよね(>_<)

私もまさに急性期病院の勤務医ですので、当直前日になると毎回嫌な気分になります・・・。

このようにハードワークなので、当直をすることで生活リズムが乱れ、体調を崩す先生もみられます。

ここでは、

「当直明けの負担を少しでも減らしたい」

「夜勤、当直明けの疲労回復方法を知りたい」

「当直明けの疲れをとるためのコツ、工夫を知りたい」

「他の先生は、当直明けをどのように過ごしているのか知りたい」

このように当直で悩んでいる医師に向けて、当直明けのお薦めの疲労回復方法を解説します!

この記事は、実際に10年以上にわたり、急性期病院で内科医として、つらい当直をこなしてきた経験を元に、私が実践しているお薦めの方法をまとめます!少しでも当直業務の負担を減らしたい方、当直で悩んでいる医師の悩みを解決できる記事になっていますので、ぜひご活用を頂ければ幸いです!!医師以外の夜勤をしている方々にも役に立つ記事ですので、ぜひご活用ください!

当直明けのお薦めの疲労回復方法を解説!

当直前、当直中に意識したいこと

1)当直中の仕事は当直時間内に終わらせる!ことを意識しよう

疲れを残さないようにするためには、少しでも早く仕事を終えて帰宅する必要があります。当直が終わった後に、当直業務中のカルテ記載、事務仕事などをしている先生は、なるべく残さないように強く意識しましょう!

2)引継ぎができる仕事は、日勤のスタッフに引き継ごう

当直の終了前に来院された患者は、日勤帯のスタッフに引継ぎをしましょう。注意点としては、日勤帯へ心地よく、スムーズに引き継ぐために、要点をまとめたカルテ記載、必要な一通りの検査のオーダーを行うことが大切です。日勤帯スタッフに迷惑をかけないようにしましょう。

3)当直明けに業務を入れない!

例えば、担当患者の検査を当直明けに入れないように工夫・調整をしましょう!意外とできていない先生(そもそも意識していない先生が多い)が多い印象です。わざわざ当直明けにしなくてもいい検査は別の日にいれましょう。どうしても入れたほうが良い場合には入れざるを得ませんが。

4)当直時間内に仕事をすすめよう

当直の終盤に、救急外来業務が落ち着いている時は、担当患者の回診やカルテ記載、指示出しなどの病棟業務、その他にできる業務を終わらせていきましょう。当直終盤は体力的にしんどい時間帯ですが、病棟業務を進めておけば、当直終了したら、帰宅することができます。

帰宅後の疲労回復方法

5)帰宅したらシャワーまたは入浴をする

一番疲れをとることができる方法ですよね。当直の身体の汚れ、疲労を解消し、血流を良くしてスッキリしましょう!リラックスできる入浴剤や、マッサージをすると、癒されますよ。

6)温泉、銭湯にいく

少し体力に余力がある時には、温泉に行くのもお薦めです。私は、余力がある時には、近くの銭湯に行き、疲れをとりにいきます!大きなお風呂、露天風呂で、ゆっくりくつろぎ、疲れをとります。

7)夜勤明けは消化にいい食事をとる

疲れきった身体をケアするためには食事に気を配ることが効果的です!特に食事後に仮眠をする方は、胃もたれをしにくく消化にいい食事を摂取することがコツです。また疲れきった脳に意識的に栄養(糖分)を取ることもコツです。

例えば、私は、温かく消化しやすい食べ物や、野菜、フルーツ、ヨーグルト、魚などをとるようにしています。油っけの多い食事、カフェイン入りの飲料水、飲酒は控えるようにしています。

食事にも気を配ることで、疲労から回復を促すようにしてみてくださいね!

8)適度な仮眠をする

睡眠にはレム睡眠(眠りが浅い)とノンレム睡眠(眠りが深い)があり、約90分の周期で繰り返します。この睡眠の周期を意識して仮眠をとるといいと感じています。つまり、レム睡眠の時に仮眠を終えるように意識するのです。私は180分(3時間)の仮眠を目安にしています。

寝すぎてしまうと、その夜に寝付けない状態になってしまう可能性があるので、ほどほどの睡眠時間に抑えましょう!個人差があるので、最適な仮眠時間を試してみてくださいね。

9)リラックスして過ごす

好きなこと、スッキリすること、落ち着くことをして時間を過ごせると良いですね!

最近の私のお薦めは、自宅でも簡単に取り入れることができるアロマです。生活に香りを取り入れることで、リラックスをすることができますよ。

10)ストレスをうまく発散する

難しいことですが、精神的なストレスを少しでも処理していきましょう。うまく気分転換をできるように工夫してみてください!

11)マッサージやストレッチをする

入浴中や、入浴後のマッサージ、ストレッチはお薦めです。仮眠の質も良くなり、疲労回復を図ることができます。

12)家族にサポートしてもらう

家庭がある方は、サポートをお願いしましょう!私は、小さな子どもがいますが、当直明けは、妻の協力もあり、疲労回復を優先させてもらっています。

当直明けの就寝前に意識したいこと

13)夕食も消化にいい食事をとる

当直明けの身体になるべく負担をかけないようにするためには、就寝前の夕食にも気を配りましょう!

14)当直明けは、アルコール摂取はしない

お酒に強い人、お酒が好きで、気分転換ができる人は別ですが、睡眠の質を上げるためにはアルコール摂取は控えるほうがいいです。アルコール摂取により睡眠が浅くなるのを防ぐのが目的です。

15)就寝前には脳を刺激するようなテレビやネット視聴、検索は避ける

睡眠の質を上げるためには、脳を刺激するようなことは避けるようにしましょう。

16)普段より早めに就寝する

疲れている時は、疲労回復を優先しましょう!翌日以降に元気に働きましょう!

まとめ

この記事では、当直で悩んでいる医師に向けて当直明けのお薦めの疲労回復方法を解説しました!当直明けの負担を減らし、少しでも早く疲労回復をするにはどうすればいいのか、現在も試行錯誤中です。

当直は身体的な負担が大きいため、したくない先生が圧倒的多数だと思います。この記事が、日夜奮闘されている先生方のお役に立てることができれば幸いです!!

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