【はじめに】
医師の皆さんは、専門医取得やキャリア形成、育児など、多忙な日々を送っていることと思います。
そんな生活の中で、マイホームを検討されている方も多いのではないでしょうか。
医師がマイホームを建てるタイミングは、人生の中でも大きな決断を伴うものです。
今回は、実際にマイホームを建てた経験のある医師の視点から、医師がマイホームを建てる適切なタイミングについて考えてみましょう。
医師ならではの難しい事情
マイホームを建てたいと考える時期は、ちょうど医師としても重要な時期ですし、忙しい時期になります。ここでは、若手医師がマイホームを建てようとする時期の特徴についてまとめていきます。
・医師のキャリア形成と重なる重要な時期
・他の職業と比べて、勤務地が頻繁に変わる
・専門医取得やキャリアアップを目指す場合は、希望する他医療機関へ異動することも多い
・勤務地が一定しないことが多い
・医局に所属している医師は、医局人事で勤務先が変わる
・自身のキャリア以外にも、結婚、出産、育児といった家庭の事情も考慮する必要がある
マイホームを建てたい!購入しようかと考える時期の医師は、本当に忙しいですし、上記のような複雑な事情も絡んでくるため、マイホームの購入を躊躇して、なかなか話が進まない先生方も多いと思います。
しかし、このようなことは、いつまでたっても解決はしないため、どこかで決断をしていく必要が出てきます。
医師がマイホームを建てる適切なタイミング
では、医師がマイホームを建てるのに最適なタイミングとは、いつなのでしょうか?
進路、キャリア形成の方向性がみえている
専門医を取得した後に臨床医としてのキャリアをどうするのか、臨床ではなく研究に進むのかなど、将来のキャリアプランが具体的にイメージできている状態が理想的です。
私は専門医研修中に、そろそろマイホームを考えたいなと思っていました。専門医を取得した時には、しばらくは臨床医として働いていく見通しだったので、マイホームを計画していきました。
専門医の取得後
専門医を取得することで、医師としてのキャリアの方向性ができます。また専門医があれば、選択肢が増えます。勤務先の変更や、転職で収入が安定します。収入がUpすると、住宅ローンを借りることができる金額に幅が出てきます。理想のマイホームを建てるためには、収入に余裕があった方がいいですから、そのためにも専門医取得後を強くお薦めします。
私は、専門医取得後に、転職活動をしました。実際に年収Upができ、マイホームを建てる上で助かりました!
勤務地域の見通しができている
マイホームを建てる上では、必須項目と思います。
自身でキャリア形成ができる状況である
医局に所属せず、自分で勤務先を選べる状態であれば、転勤の可能性も低くなり、住宅の購入を検討しやすくなります。反対に、自身でキャリア形成がしにくい状況であれば、マイホームは先延ばしにしたほうが良いと思います。
生活拠点を置きたい地域が決まっている
子供を育てる上で、どのような環境が理想か、具体的なイメージを持つことが大切です。
経済的な準備を整える
収入の安定、貯蓄、どの程度の予算をかけるのか、住宅ローンはどの程度にするのかといったことの見通しをたてましょう。
先生がマイホームを心から建てたいと思っているかどうか
上記のような事項を満たしていれば、マイホームを建てる準備は整いつつあると言えるでしょう。
でも、最終的な判断は、先生自身になります。
配偶者や、親族、親などから建てるように要望されて、何となくで建てるのだけはやめた方がいいです!一番は、先生がマイホームを建てたい、欲しいと思っているかどうかです。
「誰のために家を建てるのか?」も考えてみよう!
配偶者や子供との生活、将来を考えて、家族の幸せを実現するためにマイホームを建てたい!という気持ちがあれば、それが先生がマイホームを建てるベストなタイミングだということを伝えたいです!!
マイホームを建てた経験から感じたことです。
日々、忙しく働き、育児も行いながらマイホームを建てるのは、本当に大変です。
何かと苦労、悩むことが多いマイホーム作りを支えてくれたのは、このような気持ちでした。
他の誰かのためを想って家作りをする先生方は、本当に素敵だと思います!
まとめ
医師がマイホームを建てることは、大きな決断ですが、後悔のない選択をするために、しっかりと計画を立てることが重要です。医師は、職業上の特殊性から、色々な事情が重なるため、マイホームを建てるタイミングの決断は難しいです。実際に、私も悩みながら、暗中模索状態でした。
本日記事にした点を踏まえ、先生方にとって最適なタイミングで、理想のマイホームを手に入れてください!