【はじめに】
結婚し、子どもが生まれると、賃貸生活が不自由になってきます。子どもが生まれるタイミングでマイホームを考える方は多いですよね。私たち医師も同様です。
ですが、医師の家作りって、医師ならではの複雑で特有な事情が絡んできます。
医師が家を建てようとする際には注意点が多くあります!
その1つが土地探しです。
「これからマイホームを建てようと思うけど、医師の土地探しで気をつける点を知りたい!」
「医師のキャリアも視野に入れながら、マイホームを建てたい!」
「他の医師の土地探し経験談を知りたい!」
「医師が土地探しをする上でのポイントを知りたい!」
このように、土地探しで悩まれる医師は多いです。
医師の土地探しは、医師という職業上の特徴も考えて進めていく必要があります。この点が、医師の土地探しで重要なポイントですが、医師の家作り情報って無いのが現状です。
そこで、この記事では、医師が土地探しをする上で考えたいポイントについて解説します!
勤務医の私自身も、土地探しで悩んだ経験談を含め記事にするので、とても参考になると思います!医師以外で土地探しをしている方にも参考になると思います!ぜひ、お役立てください!
医師が重視したい土地探しのポイント17選!
ここでは、実際にマイホームを建てた勤務医の経験談をベースに、これから土地探しをする医師へポイントを解説していきます!
1)閑静で落ち着きのある住宅街
2)子どもの教育環境はどうか?
3)将来の子供の進学先まで考える
医師の方は、子育てにおいて、落ち着いて子育てをできる環境、学習環境を重視される方が多いのではないかと思います。高校までを見据えて土地探しをしていきましょう。
また有名私立進学校はどうしても都会になります。今はそのような希望はない家庭でも、将来私立の進学校に通わせたいなど希望が出てくる可能性も視野に、通学可能な地域かどうかも検討しておきましょう。
4)子どもの通学距離はどうか?
特に小学校、中学校までの通学距離は重要視しました。引越しする前は、小学校まで遠く、重い荷物を背負って暑い夏場に通学していましたが、引越し後は、近くなりました。学校でイベントがある際に、歩いていけると大変便利ですよ!
5)地域の雰囲気、治安がいいか
子育てする際にとても重要です!子育てに対する地域の雰囲気が悪いところは避けましょう。学校の周り、若い世代、子育て世代が多い地域では、地域で協力して子育てをしていこう、安全を守っていこうとする取り組みがあったりしますので、子育てがしやすいです。
また、治安が悪かったり、交通量が多く騒がしい場所も避けましょう。
6)職場までの通勤時間はどうか?
30分程度を目安にしました。毎日の通勤時間が長いのは大変です。
また勤務医には診療科によって時間外のオンコール体制があります。私は循環器内科、外科、脳神経外科など緊急で呼ばれることが多い診療科ではない内科医です。でも、患者さんの急変時や、状態があまり良くない時には病院に行きやすい方がいいため、比較的アクセスがいい立地を選びました。
勤務医の場合には、勤務先までの通勤時間は土地探しのポイントです!
当直明けはヘトヘトで疲れた状態での長時間運転は危ないですからね・・・。
7)職場までの程よい距離感
勤務先から近すぎるのも良くないと考えました。なるべく勤務先近くがいいのではと思いますが、近すぎるのも考えものです。職場から近いと、いつでも病院に行ける状態となり、オンとオフを分けることが難しくなります。勤務医あるあるですが、病院近くだと救急車のサイレンを聞くたびに仕事が頭の中をよぎります。
なので、私は、仕事外は、リフレッシュして家族サービスをしたいと考え、程よく離れた場所を希望しました。ただし、それぞれの価値観によると思いますので参考程度にお願いします。
8)資産としての土地の価値を考える
資産価値が無さすぎる土地は、買わないほうがいいと思います。将来的に子どもたちに迷惑をかけますからね。
9)将来的に勤務先が変わる可能性があることも考慮
私は医局人事ではない勤務医のため、ある程度勤務先、キャリア形成を自身でコントロールすることが可能です。しかし、時代の変化が激しい現代ですし、病院の経営状況や、医師の退職などで、病院の雰囲気もガラッと変わることがあります。また医師としてのキャリアにより将来的に勤務先が変わることもあり得ます。
将来の変化に対し、ある程度柔軟に対応できるように、土地探しをしていきましょう!
私は、将来的に勤務先が変わる可能性も視野に、(やや遠方になっても仕事に困らないように)主要道路や高速道路、公共交通機関との距離感も考慮し土地探しをしました。
10)最寄り駅へのアクセスがいい
20分程度くらいの立地を希望しました。
私は車社会の地方に住んでいますが、学会などで遠方に行く際に便利です。また医師は勤務後に講演会や夜間の勉強会などが駅近くのホテルなどで行われることが多いため、地方の主要駅までのアクセスの良さは重視する点でした。
11)贈答品などの買い物がしやすい
医師になり、結婚、子育てをすると、何かと贈り物、お返しなどをする機会が増えます。その際、品質の良い商品を買いに行くとなると、田舎では手に入りません。どうしても主要都市まで出る必要があります。
12)災害リスクの確認
災害マップを確認しましょう!特に水害、内水被害も視野にいれましょう!
13)接道道路の交通量
住宅前の道路の騒音、交通量は要チェックです。道路からの音って結構響きますからね。特に大きなトラックが通る際は響きます。落ち着いた住環境を希望される方は要チェックです。
14)暮らしのインフラ設備の充実(スーパー、公園、病院など)
これらの利便性がいいか。
勤務医だと、仕事が遅くなった際に夜ごはんを自分で作るのは大変ですから、飲食店やスーパーがあると便利です。
最寄りにクリニックや救急告示病院があるか。子どもを連れていけるような公園があるかは外したくないポイントです。
15)周囲に住む方々の年齢層
子育て家庭がいるほうが、子育てに寛容で、子育てしやすいと思います。地域住民の年齢層の把握は必要です。
16)周囲に住む人の雰囲気
ある程度、資金的にゆとりがある人達は、立地のいい場所に集まります。
土地の地価が高い地域には裕福な家庭が住居を構えますよね。そのような場所はたいてい駅からのアクセスがよく子育て環境が充実した閑静な住宅街であることがほとんどです。周囲の医師をみても、やはり、いい地域に住んでいます。周りの医師がどこに住んでいるのか聞いてみて、地域の情報を収集することをお薦めします。
人が良い地域は、医師の子育てにも向いていると思います。
17)夫婦それぞれが育った環境を考える
夫婦が育った住環境と近い環境が、スムーズだと思います。ご自身がマンション暮らしで育ったのであれば、マンションで子育てでも違和感を感じないと思うのでいいと思います。一方で、一戸建てで育ったのであれば、一戸建てでの子育てを検討するのがいいと思います。育ってきた環境を考慮してみてください。
私たちは夫婦は、ともに実家が田舎で、比較的広い土地でしたので、市内の住宅密集地ではなく、やや外れの郊外で、閑静な住環境を探しました。
まとめ
今回は、医師(特に勤務医)が家を建てる際に悩むことが多い「土地探しで重要なポイント」について、自身の経験も含めまとめました。
少しでも後悔をしないようにするために、この記事を参考にくださいね!!