「呼吸器専門医、取るべきかな…」と迷っている先生はいませんか?
私もかつて同じ悩みを抱えていました。

日常の忙しい臨床業務に加え、子育てだけでもつらい状況の中で
症例集め・病歴要約・学会発表・論文作成・臨床呼吸機能講習会・筆記試験と、専門医取得への道のりはなかなか険しい・・・。
「これだけ頑張る価値があるのか?」と何度も自問自答した記憶があります。
結論からお伝えすると、呼吸器専門医を取って本当に良かった、と今は心から思っています。
この記事でわかること:
- 呼吸器専門医を取得する具体的なメリットがわかる
- 「迷っているなら取るべき」と私が思う理由
呼吸器内科志望の研修医・専攻医の先生、あるいは「今さら…」と感じている先生にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
呼吸器専門医を取得して感じたメリット6つ

① 転職・求人で圧倒的に有利になる
私が役に立った、専門医を取って助かったメリットの1つは、これです!
呼吸器内科医は、日本全医師のうちわずか約2%と絶対数が非常に少ない診療科です。
その割に、呼吸器疾患の患者数は多く、専門医の診療を受ける機会に恵まれない患者さんも多くいます。
需要が供給を大きく上回っており、専門医資格があると転職市場で動きやすい状況です!
急性期はもちろんですが、療養型・慢性期病院やクリニック・在宅医療の分野でも、呼吸器管理が必要な患者さんが多く、呼吸器専門医へのニーズが高い状態です。
特に地方では医師確保が難しいため、待遇や条件の交渉でも有利になるケースが多いです。
私自身、転職活動の際には、選択肢が多いだけではなく、年収Upの実現や、勤務内容の条件交渉の面で、大きな恩恵を受けることができました。
② 「希少性」が自分を守ってくれる
医師のキャリアにおいて「替えが効かない人材」であることは、自分の働き方と将来を守る大きな武器になります。
呼吸器専門医はその希少性だけで、ある種のポジションを確保し続けられます。
呼吸器内科医は、一般内科診療+αで専門的に呼吸器疾患のケアができるという強みがあり、他の内科医と差別化を図ることができます。
仕事をする上で、この安心感は地味に効いています!
③ 臨床の「解像度」が上がる

専門医取得のプロセス自体が、強制的に臨床知識を体系化してくれました。
各呼吸器領域の病歴要約を書く経験、学会発表、論文作成は、診療を深堀りし、自身の医療水準の向上にもつながりました。
臨床呼吸機能講習会の3日間は、スパイロや呼吸機能検査の解釈を学べる貴重な機会です。
最後の呼吸器専門医試験で、一通りの分野を学習することにより、知識を体系的に学び直す良い機会になりました。
このように、ハードルの高い呼吸器専門医を取るプロセスにより、自身の診療内容をアップすることができました。
④ 患者・他科・コメディカルからの信頼が増す

「呼吸器専門医」という肩書きは、患者さんへの説明でも、他院への紹介状でも、院内カンファレンスでの発言でも、じわじわ効いてきます。
「呼吸器の先生に診てもらっている」という患者さん、家族からの安心感は、信頼関係の土台になっていると感じています。
また、院内での見られ方も変わります。
やはり専門医の有無により、医師同士の信頼関係にもつながります。
「呼吸器は○◯先生に」という暗黙の信頼感が生まれると、自分の診療領域がより明確になり、仕事のやりがいも増します。
⑤ 開業・多様なキャリアへの選択肢が広がる
将来、開業やクリニック勤務を考えるなら、呼吸器専門医は大きなアドバンテージになります。
喘息・COPD・感染症・禁煙外来・睡眠時無呼吸と、外来診療で需要の高い疾患群を専門的に扱えるため、社会的が高い状況です。
色々な選択肢を選ぶことができます。
⑥専門医であるという責任感がうまれる

専門医を取って感じていることです。
「呼吸器専門医」という肩書がある以上、専門医に恥じないレベルの診療を行う必要があります。
専門医を取って、さらにこのような責任感が強くなっていると感じており、日々の臨床業務のモチベーションにつながっています!
「苦労してまで専門医を取る必要なんてある?」と感じている先生へ
このような声を耳にすることがあります。
正直なところ、仕事と子育てで苦しんでいる時期の私もそう感じた時期がありました。
ただ、一度取得すると、上記のようなメリット・恩恵がありました。
私たち若手、子育て世代の医師のキャリアは長いです。
AIの台頭、時代の変化が大きい時代です。
専門医の有無はとても大きな違いだと思います。
先生自身の将来を守るためにも、いま苦労してでも取っておくことをお薦めします!
まとめ:迷っているなら取ろう!
呼吸器専門医のメリットをまとめます。
| メリット | 一言まとめ |
|---|---|
| 転職・求人での優位性 | 希少専門医として有利。交渉力が上がる |
| キャリアの安定 | 「替えが効かない」ポジションを作れる |
| 臨床力の底上げ | 取得プロセス自体が診療力のアップに |
| 信頼・ブランド | 患者・他科からの見え方が変わる |
| 将来の選択肢 | 開業・多様なキャリアへのパスポート |
| 責任感 | 専門医である責任感が仕事のモチベーションにもつながる |
専門医取得の道のりは確かに大変です。
日常業務の合間に進めるのは、体力も気力もいります。
それでも私は、「あの時頑張って取っておいて良かった」と今でも思っています。
迷っている先生の背中を押したくてこの記事を書きました。
ぜひ一歩踏み出してみてください。応援しています!
おすすめの記事
- 【呼吸器内科医のキャリアロードマップ】進路選択から専門医・転職まで全記事まとめ
- 【2026年度呼吸器専門医試験】対策・勉強法・おすすめ書籍を現役専門医が解説
- 【医師転職】完全ガイド|子育て世代の体験談・準備・転職サイト比較まとめ

